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君の死は
僕の不注意からだったんだ
恨んでいるか?
恨めよ。責めろよ
罪に対する
罰から逃げるつもりはないさ
何度も後を追うことを考えた
だけど
きっと死んでは
『楽』を選んだことになる
わずかな時間で
苦痛から逃げるようだ
どうせ罪なら
生きて苦しんで償うよ
君のいない世界で生きていく…
それが一番残酷な方法で
それが僕なりの償いだ
都合のいい考えだけど
でも、もしいつか
君が許してくれたなら
僕を連れに来てほしい
許してくれたなら
また君のそばにいさせてほしい
だから、僕の願いが叶うまで
この世ではしばらくお別れだね
最後に
口づけをさせてくれ
ずっとずっと
僕は
君のものだから……
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