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するとそこへ、彼の上司の上田 次郎部長が歩いてきた。
「上田部長、どうしたんですか?こんな朝早くに…。」
上田も、まさかこんな早い時間に公園で、部下に会うとは思っていなかったので驚いた。
「か…金田君こそ…。どうしたのかね?」
「いえ…あの…。家に居づらいもので…。」
それを聞くと、上田は少し微笑んだ。
「なんだ。私と一緒じゃないか。家では邪魔者扱いだからなぁ。」
「え!?部長もですか?…お互い辛いですね。」
更に上田は嬉しそうに言った。
「君と私は、同年代だからプライベートでは次郎と呼んでくれよ。」
「うん。わかったよ次郎。」
次郎が仲間になった。
「常雄、そろそろ行こうか。」
常雄と次郎は、駅に向かって歩き始めた。
そこへ、一人の老婆が石につまづき転びそうになっている姿が目に映った。
「危ない!!!」
常雄は全速力で駆けつけて、老婆の体を支えた。
「すみませんねぇ、助かりました。」
「気をつけて下さいね。」
常雄のレベルが1上がった。
体力が65になり、すばやさが2上がった。
「やるねぇ。なかなかいい奴だな、君は。」
次郎が常雄を褒めた。
二人の信頼度が70%になった。
再び歩き始めて常雄と次郎は駅に辿り着いた。![image=54707762.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/54707762.jpg?width=800&format=jpg)
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