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3人が公園に辿り着くと、再び常雄の頭が光った。
それはもう青々と光った。
声が聞こえた。
『よし、ここならば大丈夫だろう。』
常雄の頭が強く光った。
そして、3人の中央に不思議な生き物が現れた。
「何だこいつは!?」
次郎が声を裏返らせながら言った。
その生き物は、身長が70センチで肌の色が真っ青だった。
そしてその顔は豚そっくりなのに、2本足で立っている。
体には、ぴったりとした銀色のボディースーツを着ている。
「正直、気持ち悪い…。」
常雄は、正直な感想を述べた。
『ぴぎぃぃ!!!何だと!?私は、この銀河系の外にあるポクビッツ星の53代目の王だぞ!!!』
高校生は理解した。
「宇宙人だ…。」
『ん?…まあ、おまえ達から見るとそうなる。』
常雄と次郎も理解しつつある。
『…私の名は、ブイヒョン=トンバルガッツ。長いので、ブイヒョンと呼んでくれ。』
そこで、常雄が手を挙げ異議を申し立てた。
「トンバルの方が良いよ。」
『どっちでもよい!!!』
王は少々、ご立腹だ。
『…本題に入ろう。私がそこの小僧に潜り込んでいたのは、この星で共に闘う戦士を探す為だ。』
高校生が前に出た。
「僕の名は、柴田 雄太だ。」
『………。』
トンバルを除く3人は、自己紹介をした。
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