2 超能力

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ツネオ一行は、トンバルが隠したという宇宙船に向かい、駅の裏にある山を登っていた。 1時間ぐらいは歩いただろうか。 「まだ着かないのか?」 汗だくになったツネオが尋ねた。 彼の頭がぼんやり青く光った。 『もうすぐだ。それに、これも修行の一環だと思えば良い。体力が付くぞ。』 ジローがツネオの横に並び、頭に向かって言った。 「アンタは歩かなくて良いのか?ますます太るぞ、豚みたいに。」 後ろからユータ―も言った。 「そうだよ、ただでさえ豚なのに。ずるいよ。」 『ピギィィィィ!!!!地球の豚は我々の先祖みたいなものだが、おまえらだって猿と呼ばれたくないだろう!?』 ジローは可哀想になった。 「ああ…すまんな。意外とナイーブなんだな。」 『私は王だから歩かん。』 王はすねた。 そうしてさらに10分ぐらい歩くと、山の頂上付近に隠された宇宙船へと到着した。 その船は銀色のボディで、1.5メートルぐらいの小型な物だった。 高さは1メートルぐらいだ。 その形状は、【ぶたの丸焼き型】とでも言おうか。 大きな豚が足を前後に伸ばし、うつ伏せに寝ている様な…。 「明らかにアレだな…。」 ユータ―がつぶやいた。 3人は、少しお腹がすいてきた。image=51520872.jpg
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