クゥ

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夜、二人はいつもと同じように抱き合っていました しかし、いつものように少女は笑っていませんでした 少女は泣いていました ぼろぼろと涙をこぼし、行かないでと呟いていました そんな少女の頬を、いつかと同じようにクゥはペロリと舐めました そして、「クゥ」と鳴きました
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