第1章「雨」
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「あの…私…あなたの事も…自分の事も…何も思い出せないの…」 なんなの… 何か大切な事を忘れてる… だけど、私の頭の中には何もない 私はどうして、こんな状態になったのだろう 分かんない…思い出そうとして記憶にあるのは雨に打たれていた…その事だけだ… 不安だよ
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