第1章「雨」

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私は俯く 思い出せない記憶… 思い出そうとすればするほど焦る ふと彼を見ると愛しそうに…でも悲しげな目で私を見ている 彼は何かを理解したように口をひらいた 「お前の名前は水沢愛だょ。そして俺の名前は佐藤龍也」 私…佐藤愛って名前なんだ そして彼は佐藤龍也… そういいながら彼は病室のカーテンを開ける すっかり辺りは明るくなっていた
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