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「ってか、川田の件はどうするの??」と龍河は聞く。
「蹴散らしてやるよ!!」強気な桜院。
「あいつは厄介だと思う。」
「なんで??」と桜院は龍河に聞く。
「あいつの後ろには、流々高の赤目の三門、銀髪の六条、流々高のボスの死神の黒道…その三人と俺等の四郷高のボス川田が組んでるんだよ…」
と龍河は言った。
「まぁなんでも良い、とりま川田を叩いとくか」強気な桜院。
そして放課後、桜院は川田の教室に向う。
「俺も行く」と龍河が慌てて桜院のあとを付いてく。
桜院が川田の教室の扉を豪快に空ける。
バンッ!!
「約束どおり来てやったぜ、なぁ川田先輩。」といきなり桜院は叫ぶ。 だが、教室には川田がいない、ただ机が並べられてるだけの教室だった
「あれ誰もいない…」と桜院が言い教室にゆっくり入って行く。
そのあとを龍河もちゃんと付いて行く。
バンッ!!
扉が勝手に閉まる。
「えっ」龍河と桜院が同時に声を発した。
龍河は急いで扉の方に行き、開けようとする。
「開かないよ!!!」と龍河は焦る。
廊下側の窓ガラスに人影が。
「危ない龍河!!」と叫ぶ桜院。
パリーン!!
窓ガラスがその人影に叩き割られた。
「ここからは逃げられないぜ、桜院ちゃん」と割れた窓ガラスの向こうから川田が笑顔で言う。
「逃げる気なんてねぇよ!!」と桜院が言い返す。
桜院は川田に向って走り出した。
「死ねー川田!!」と川田に向って飛び蹴り。
川田はそれを素早く右に避けた。
「あぁーあっ、せっかく教室でボコろうと思ったのに廊下に出てきやがったよ、こいつ」と知らない奴が言う。
廊下に出て見ると川田以外に三人も男がいた。
「へっ、お前以外にも雑魚がいたとわな。」と苦笑する桜院。
やばい、さすがの桜院でも、この人数は。と龍河は心の中で不安そうに思う。
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