23人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「そんなボロボロで何ができるんだ!!カスがッ!!」と右ストレートを川田は桜院に目掛けて放つ。
だが、川田の目線から桜院の顔はは下へずれていく、桜院は瞬時に股を開き、川田のストレートを放した右手の袖を左手で掴み、川田の胸ぐらを右手で掴んだ。
そして、川田がストレートで前に掛けている力を利用して、そのまま前に一本背負いをした。
川田は桜院に投げられた。
川田は受け身を全く取れず、かなり痛がる。
「どうしたんすか川田先輩」と笑顔な桜院。
桜院は川田の右手を踏む。
「くあっー指が折れる」と痛がる川田。
桜院は踏むのを止めた。
川田の右手の人差し指と中指は完璧に折れているのがわかった。
「どうしますか。先輩」と聞く桜院。
「わかった、悪かった」と焦りながら謝る川田。
桜院は川田の顔をおもっきり踏みまくる。
そして川田の顔は血で染まる。
もう川田はのびている。
「ありがとな…龍河」と桜院は照れながら龍河に礼を言った。
龍河は目を大きく開けながら、ただ震えていた。
「どうした龍河」と桜院は聞く。
「俺ら終わりだよ、川田なんか倒したら、流々高を敵にまわしたのと同然だよ」
と震えながら龍河言った。
この重大さにまだ気が付かない、桜院だった。
のちに桜院も気付くだろ、この重大さに…
「どんな奴も俺は潰す」と笑う桜院だった…
最初のコメントを投稿しよう!