私の闇について

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タクシーに一人で乗ると、運転手に、「幾らでセックスさせる?」 私は他人に対しても恐怖心を抱いてしまった。 幼なじみの視線にも耐えきれない…私の周りには、気持ち悪い人間がたくさんいる。 母親の男友達も大嫌いだった…母親がいないのを分かってて訪ねてきては、しつこく会話しようとしたり。 魂胆みえみえだ。 私は小学生で、いやらしい考えをしてる人間を見抜くすべを身に付けた。 自分自身を守る為に。 幼なじみの財布の中に、私の中学入学式の写真が入ってるのを、中学の時に見つけた時にはゾッとした。 私はみんなから、性の対象として見られる事が多かった。 中学二年で、友達に勧められて初彼ができたが、男という存在自体が気持悪くて、一ヶ月もたなかった。 中学に入り母親が再婚した。母親の再婚相手に対しても、嫌悪感から心を開けず、高校生になった兄の友人達は、毎日のように、家に来た。何人も私達の家に入り浸り、夜通し遊び、登校する為に制服に着替えた私に、「可愛い!」等と騒ぐ。 兄が居なくても、お構いなしにやってきた。
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