私の闇について

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その時から、兄に対し、恐怖心を抱いていた。 はたから見れば、仲の良い兄妹…だが私は、ずっと違和感を感じていた。 兄はしょっちゅう、母親に対し、自分は本当に家族なのか?本当は血の繋がりがないのではないか?…そんな質問をしては、母親を困らせていた。 私は母親の仕事に行った夜、兄と二人きりになるのが嫌で、週末はほとんど祖母の家に泊まってた。兄に対し、違和感を感じてから、祖母が入院生活をするまで、何年間も。 母親と父親の離婚が決まり、母親と三人で暮らす事になった。 その頃には、祖母は入院生活を始めていた。 私は三年生…兄は六年生。 ある事が起きた。 近くに住む親戚の高校生のお兄ちゃんと幼なじみ達とで、隠れんぼをする事になった。 みんないるから、警戒心なんてなかった。
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