私の闇について

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私の頭の中に、兄が見ていたエロ本と、兄と幼なじみがしていた行為が思い浮かんだ…声を出すと兄が来る!何故か助けてくれるではなくて、恐怖心が蘇ってきたのだ。私は一言も発せず、夢中で暴れて、親戚の腕から抜け出した。 誰にもバレないよう…何事もなかったかのように…普通に隠れんぼに戻った。 外にいると、親戚も出てきた。ずっと私を見ていたが、恐怖で、目を見る事ができなかった。 それから数日後…兄と二人で、父親のもとに泊まりに行った。 一緒に風呂に入ろうと、誘う二人に、嫌だと言って一人で入った。 三人で川の字に寝てると、後ろから抱きつく手がある…大きさから父親だろうと思っていたが、何だか変な事に気づいた。 父親は全裸だった。 隣では、兄が爆睡中。 父親も眠っていたが、私の身体をまさぐる…無意識なのか?…お尻に固い物が当たる…父親はあろう事か、四年生の娘の尻に勃起したそれを当て、腰を動かしていたのだ。 あまりのびっくりに、身体を押し退け、部屋の隅で震えながら、自分自身の身体を抱き締めた。一睡もできなかった。その日以来、父親に会うのを避けた。
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