現実終止

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全て消えてしまえば良い。 消えて無くなってしまえば良い。 ―最高の悪夢はすぐそこ― さぁ、悪夢の始まりを人の形をした生き物達に、教えてあげましょ? そう思うとすぐ行動に移そうと思ったが、それは止められてしまった。 「岡橋さん?ちょ~っといいかなぁ?」 1人の女子が、ケラケラと笑いながら言った。 「いいよ。」 そう言うと、「ついて来て」と言って、私を誰もいない屋上に連れてきた。 「私ねぇ~岡橋さんの事~大嫌いなんだぁ!」 「それは良かった。私もアナタみたいなぶりっこは大嫌いだから。」 私はニコッと笑いながら言った。 すると、後から来た男子達が「ふざけんなよ!」そう言って、数人の女子と男子で私を囲んでリンチをし始めた。 いつもの事なので黙ってその暴行を受けていた。 まぁ、この暴行も今日が最後になるんだけどね。 私は心の中で笑った。 楽しみだわ。 アナタ達が悪夢に苦しんで、嘆いているのを早く見たいわ。 しばらく暴行が続くとチャイムが鳴った。 すると暴行は止まり、何人かが私に言葉をかけた。 「今はここまでだけどぉ、また後でね~」 「昼休みに、また遊んでやるよ。」 「じゃあまたね~零ちゃん!」 「零ちゃんとか下の名前で呼んだら腐るぞ!」 「分かってるって!」 そうやって言いたい事を言い終わると、私を1人置いて、自分達は教室に戻って行った。
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