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カマキリと仲間達
夏を今か今かと首を長くして待っていた彼達に夏が来た。梅雨も明け、強い日差しを浴びながら草木達は太陽に向かって元気に伸びている。その草木達のちょっとした空間で歓声が上がっていた。
『勝者!カブトムシ!』
カブトムシの前にはひっくり返っているカナブンがいた。彼達は毎年行われる相撲大会をしていたのだった。
『また負けた…今度は負けないからな!』
カナブンは土俵を後にし、次の挑戦者は優勝候補のオオクワガタだ。
大歓声が上がる!注目の一戦。
ゆっくりと土俵に上がったオオクワガタがカブトムシを睨み闘志をむき出しにしていた。
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