玉隠さず編2

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男は誰しも常に一つだけは飛び道具を持っている。 しかしほとんどの一般人や拳法家は一生それに気付かずに人生を終えてしまう。 若き日にその事に気付いた周の時代の拳法家杜李蝉は本来は戦いにはとても使えたものではないそれを、 叩き熱し冷ましまさに地獄のような修業のはてに一撃必殺の奥義へと進化させたのだ。 その奥義の極意は(中略)にあり。 片手にてそれを握りコントロールする姿を見て人々が彼を思い出す事が多くズリ(ry)の語源となったことはあまりにも有名な話である。     民明書房「人体の神秘隠された中国拳法の極意」より。
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