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佐久間は動かなくなった直也の顔面を、なおも踏み続ける。
「お前らみたいなゴミが、この街には多すぎる」
脳震盪を起こして仰向けに倒れている直也には、佐久間の言葉など当然届く訳もない。
「だから綺麗にしてやるんだよ。俺達真戦組の力で、お前らゴミ達をこの街から一刻も早く、全て消してやる」
佐久間に顔面を踏まれたまま、相変わらず倒れたままピクリとも動かない。
ただ唇か鼻か目か額か……?
佐久間の革靴により、何処なのか判別出来ないが、佐久間が力一杯に踏み続ける足元からは血が溢れ出して来た。
「ゴミが……」
吐き捨てるように、その腹部へ向かって唾を吐き、先程まで踏んでいた顔面から自身の足を離す佐久間。
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