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直也の顔面から吹き出した血により、足を静かに上げた佐久間。
すると余りの痛みで、脳震盪から無理矢理目覚めたらしい……。
しかし直也の、この時の記憶は結局、その後二度と戻る事はなかった。
「この小さな頭……。二歳くらいからやり直せ……」
何故なら脳震盪から目を覚ました後……、
直也の目に入ったのは、スキンヘッドにSの刺青だけ。
(ボッゴ)
目を覚ました0、2秒後には、まるでサッカーボールを蹴るように、ダイレクトに直也の頬を捉えた、佐久間の高価な革靴での蹴りによって……。
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