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「ねえ?知ってる?昨日また、被害者が出たんだって」
僕の隣を歩きながら、弥生は僕に恐る恐る話して来た。
「被害者?何の?」
不思議そうに語る僕の言葉に、弥生は呆れた顔を浮かべる。
「もうシンセングミよ!シンセングミ!廉ちゃんまた私の話しを、上の空で全く聞いてなかったでしょ?」
小さく怒った表情を僕に見せる弥生。
「新撰組くらい知ってるよ!るろうに剣心を全巻持ってるし、あの斉藤一達がいた……。」
「そのシンセングミじゃないわよ!」
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