昼下がり

10/10
前へ
/199ページ
次へ
遠くなって行く謎の男性の後ろ姿を見ながら、弥生は呟いていた。 「もう夏だってのにあの人……。あんな格好で暑くないのかな?夏なのにコートなんて、なんか恐い」 そうかな?カッコイイよと答える僕に、弥生は呆れたような表情を浮かべた後、再び中断していた真戦組の話を弥生は掘り返して来た。 僕も弥生も先程ぶつかった謎の男性が、何処の誰とも知らないままに。
/199ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1156人が本棚に入れています
本棚に追加