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PM20:00……。
今日も眠らない街、大阪。
「何故だ?私も彼女も、割り切った付き合いをしてるだけじゃないか!?」
ネオンを落とした繁華街の路地裏。
薬局屋の奥まで追い込まれ、女子高生と共に逃げ場を失くしたサラリーマン風の四十代の男は、割れた紳士用眼鏡を携え、集団に向け叫んだ。
隣にいるのは派手な化粧をした女子高生。
週に一回二万円で、会う約束をしているその女子高生と、いつものように安物のラブホテルへ行き、コトを終えるはずだった。
その女子高生といつものように逢い、使い慣れたラブホテルへ入ろうとした所を、目の前にいる謎の白いスーツ姿のスキンヘッド集団、
真戦組に突然襲われるまでは……。
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