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「真由美さんを連れていく気か?なら、俺を倒していけ!!」
二階堂は、真由美に背を向け
狼牙に構えた
「二階堂・・・・おま・・え・・・。」
後ろに倒れた彼女を
誰かが受けとめた
「真由美、大丈夫かい?」
第三寮の寮長室にいる
謎の人物、天貝繍助
「あま・・・がい・・・。」
「確か狼牙と言ったな」
天貝は、狼牙の方を向く
狼牙は、二階堂の横を
普通に通り過ぎた
「そうだけどさ、アンタが俺に用なんてある?」
「聞きたいんだけど、君を蘇らせた人物は誰だい?」
天貝の問いに
狼牙は、大声で笑った
そして一言だけ言い放ち
立ち去って行った
じきに解るさ
彼が立ち去った後に残ったのは
呆然とする二階堂悠
意識がない桜木真由美
考えてる天貝繍助
そして、
光輝く小さな石
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