休息

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~第三寮寮長室~     「これで大丈夫ですよ」     真由美の治療をしたのは 学園の医療班に所属する鬼舟     「いや~助かったよ、鬼舟♪」   「助かった、じゃないでしょう!!この人がここまでなるなんて、理由が知りたいですよ!!」       理由を聞いてくる鬼舟に 天貝は、真剣に答えた     「アンデットとして蘇ったんだ。彼女の知り合いがね」       アンデット     主を失い、さ迷う事しかできぬ守護霊。その中には、以前は人で死んだ筈なのに、何故か蘇えってしまった人間も、少なからずはいる。               「アンデットとして……、謎ですね……」   「謎すぎて迷うよ。しかも、彼女は目を覚まさないしね」     死んだ様に眠る真由美を 心配そうに見る二人     「そういえば二階堂君は?」   「第一寮に行きましたよ。彼女が倒れた事を知らせる為にね」   「そうか………」     天貝は溜め息をついた 
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