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俺は別の世界、いや母星にいた。
『神王星』
そこは俺の生まれでもあり、創造主を作り、育てる星であった。
恵まれて居るのか不運なのか、俺は三番目の国王の息子であった。
海ばかりが支配する星で、地上には降りられず、宙に浮いた大地で人々や俺は暮らしていた。
この世界は主に魔法が取り入れられていた。
魔力はこの世界に生まれた時に授かる物で、環境に寄る物と考えられている。
人々は魔力に多からず少なからず、日常茶飯事に魔法を使う。
簡単な物運びや料理等に。
大体の人々は此処で生まれ、死に行く運命。
だが、人より外れて強い者や、地位が高い者は、魔力に恵まれていた。
勿論、魔力を高める事も出来、それぞれ専門の学校に行き、得る者もいた。
卒業するか、認定される事で使役や監視等を担う。
生まれつき、地位も高く、魔力も人外れてあった、俺は、専属の教師にみっちり魔法を教えられた。
基本の魔法、創造の魔法、生命の魔法、死の魔法‥、勿論、魔法だけではなく、肉体を鍛える事や剣術もあったが、面倒でやらなかった。
魔法があればいいや、と。
そんな時、若く経験の浅かった当時の俺はある事件を起こしてしまった。
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