俺の世界

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近くの星を近づけ、火を付ける、明かりと暖かさがこの星を照らし、冷えた大地を温めた。 月も作った、夜を少しでも明るくする為に。 基礎は出来、今度は星自体を作り始めた。 水を湧かせ、地表を覆い、草木も生やさせた。 綺麗な空気になった頃に生命を生み出す、小さい物から、大きな物まで‥。 此処まで至るに100年費やした。 そして、命を集めて、人を作った、魔力を多少持つ人類を。 魔力は俺が持つ、四つの基礎を元に、浮き出た大地を四つに分けて、それぞれ持たせた。 世界を大事にする様にと精霊と言う形で、俺の魔力を込めた魔石を持たせ、その土地に生まれた者達が魔力を持てる様に。 土地の他に空間を切り裂き、太陽側の空間に白い翼をもつ天使を作り、そこで人々の転生を助け、月側に闇の空間に黒い翼を持つ悪魔を作り、悪人の罪の浄化をさせ、自分が余り手を加えなくとも世界が働く様に作った。 この二つも自分自身の二つの異なる翼の力を分け与えて作った。 順調に進んだ頃、親父に連絡をしてみた。 父親は元気にして居たが、王の座は降り、第一王子に任せているらしい。 懐かしいと思う反面、もう戻っても自分の居場所は無いんだと感じていた。
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