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高校を卒業してすぐ、
私━━リエは豊胸手術を
受けた。
費用は勿論、高校３年間
アルバイトをして貯めて
おいたものだ。
顔やスタイルに不満はない。
むしろ、学校では１番だと
自負していたぐらいだ。
いつからだろうか。
小学校の頃から、人より
大人びた体に不釣り合いな
貧しい胸の膨らみ…
これが私のｺﾝﾌﾟﾚｯｸｽ…
１度も男性と付き合った
経験がない事への焦りも
あった。
友達の中には毎週、彼氏が
変わったり、結婚してる人
までいるというのに…
『やっぱり…胸かな…？』 思いついた、その夜に親に
相談していた。
アッサリ許してくれた。
基本的に娘のすることに
反対しないのが、家の親
だった。
一応、未成年なので親同伴
で美容外科に通い、段階的
に、ＢからＣ、Ｄ、Ｅ、Ｆ へと一躍、巨乳の仲間入り
をはたした。
『ふふ、凄～い』
その最終的な豊胸手術が
終わった、その日の夕方。
私は新しく生まれ変わった
自分を見てもらいたい
衝動にかられた……✒
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