128人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
『ーーっ!』
考えていると、案の定。
後ろからスカート越しに
お尻を触る、ゴツゴツした
手があった。
突然のことに一瞬驚くが、
リエはすぐに冷静さを
取り戻した。
その冷静さは体にも現れ
力が抜けた尻を、男の手が
撫で回す。
すぐに飽きたのか、次に
裂目に沿って指が這う。
時に強く、時に優しく…
その加減が絶妙で、
リエは一瞬だけ見た男に
興味が湧いた。
顔も若く、少しだが、
好みのタイプでもあった
からだ。
『……ぁ……。ん……』
自分でも知らず知らずの
うちに声が漏れる。
慌てて口をつむぐが、
周りの誰も気づかなかった
様だ。
(よかった)
心の中で、安堵の溜め息
を漏らす...✒
最初のコメントを投稿しよう!