隔てるものは愛で越えよ

3/4
前へ
/23ページ
次へ
『何だよ。面と向かって言えば説得力あんのか?』 「さぁ?だけど政宗の場合は、行動してくれないとわかんねぇかも」 眠いせいか、少しばかり大胆な事を言ってしまっているかもしれないが気にしない。 『だったら行動してやるよ。窓開けな』 そう言われて、自室の窓を開けた。 「開けたよ」 『An?どこの窓、開けたんだ』 「自分の部屋の窓」 『バカだろ!?お前の部屋の窓開けたって、田んぼしかねぇだろ!』 確かにそうだ。自室の窓を開けたところで目の前に広がるは田んぼだけ。 「じゃあ、どこの窓開ければいいんだよ?」 ぶっちゃけ、政宗が私の部屋に来るなら玄関から入った方がいい。 しかし、政宗にそんな事を考える脳は無い。 『一階の廊下の突き当たりの窓だ!そこが一番近いだろ』
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加