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「私の部屋さぁ、二階」
『Shat up!!俺の部屋は一階なんだ』
バカ過ぎて笑えなくなってきた。
「わかった、わかった……玄関の鍵開けたげるからそっから入って来い」
『Why?』
Why?……何故だって??
「私ん家と政宗ん家の間には何がある?」
『田んぼだ!』
堂々と言うな。
「はぁ……田んぼ通って来るなら普通の道通って来いよ」
『Ha!俺とお前の愛がありゃ、田んぼの一枚や二枚越えるのなんてどおって事ねぇんだよ。You see?』
呆気にとられて言葉が出てこなくなった。
『Honey?』
心配そうな政宗の声で我に返った。
「んあ、あぁ!そうだよな。愛がありゃ、何でも出来るもんな!!アハハハハ」
ったく……
バカなくせして、私の乙女心はガッチリ掴むんだもんな。
仕方ない。窓を開けて迎えてやるよ。
「Come here……政宗」
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