糖より甘い

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螢流におやつを取り上げられてから約十分。 銀時に、糖分禁断症状が出てきた。 死んだ魚のような目をさらに死なせ、天パをくるっくるにさせている。 「糖~…糖~…」 呪文のように糖を連呼する始末。 これには流石の螢流もどん引き。 「銀ちゃん止めてよ。(キモいから)」 優しい螢流は敢えて本音は出さないかわり、目で訴えてる。 「糖……くれたら治まるぜ」 「うっ…しょうがない」 その一言で銀時は一気にテンションを上げた。 「はい。これでいいでしょ?」 そう言って螢流が銀時の前に出したのは一つの、 「アメ……?螢流ちゃーん、プリンとかアイスは…」 「さっき神楽ちゃんたちと食べちゃった」 「何ィィィィィィィィ!!!」 ガクッと再び頭を垂らす銀時。
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