いつの日か

4/22
前へ
/121ページ
次へ
居間に敷いてある座布団にケンタはすわって、何かを眺めている。 「何見てるの?」 「あぁ~時間が経つのは早いなと思って」 見ていたのは僕とヤヨイの結婚式の写真だった。 僕たちは大学を卒業して、一年たった後結婚した。 そして今ではヤヨイの家の店で働いている。 「早いよな~。ってのんびりしていられないんだった」 僕は慌てて風呂場に急いだ。
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

299人が本棚に入れています
本棚に追加