いつの日か

10/22
前へ
/121ページ
次へ
「それじゃ行きましょう」 ケンタと僕はお茶を飲み干して立ち上がる。 そして急いで車に乗り込む。 「安全運転で頼むよ。途中で事故でも起こしたら母さんに怒鳴られるからな、がっはっはっ」 お父さんが後部座席からそう言う。 「わかりました。そう遠くないですから焦る必要ないですよね」 僕たちがこれから向かうのは市内にある病院だ。 そこにヤヨイが入院していてお母さんが付き添っている。
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

299人が本棚に入れています
本棚に追加