いつか君に…

いつの日か

ヤヨイに抱かれている赤ちゃんはすごく小さくてかわいい。

まだどちらに似ているのかはわからないけど、どっちに似てもいいかなって思う。

「男の子？女の子？」

「元気な男の子だよ。この子の名前を呼んであげて」

僕は赤ちゃんを抱かせてもらう。

赤ちゃんは僕のことがわかるのか、小さな瞳で僕を見つめている。

「はじめまして、僕が君のお父さんだよ。今日からよろしくね。君の名前は大和だよ。滝沢　大和だよ」