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着信拒否を一件増やして、アドレスを変えるだけ。指だけで赤い糸すら切ってしまえるこの時代に、運命だとか一々信じてられない。
運命と認めざるを得ないものがあるなら、それは自分の生まれだろう。変えようがない、抗えない事実を突きつけられて、私達はこの世界に落っこちてきた。
修正できない遺伝子、切っても切れない縁。どんなに嫌でも、逃れられやしない。
それを実感する時私はいつも、臓器バンクとか献血車に走り込みたくなるのだ。
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