bug×fate
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たった200ccの献血の後、また自分の中に新たな血が作られているのだと思えば、また吐き気がした。 こんな大事なものの収まっていない、空っぽの体なんていらない。 かと言って自分から細胞の活動を停止させるという、つまりは死という手段も選ぶことも出来やしない。 父の血筋に由縁するらしい高くはない体をさらに小さく丸めて、部屋の隅で泣いた。 ・
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