存在…

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おかしくなってくる。 それもそうだ。 頭の中では… ここは僕の 通っている 高校で 廊下は既に 見飽きたと 云っていた。 だけど、 おぼつかない足取りが それを不安という恐怖 に僕の心を陥れていく。 ここって本当に 僕の教室だっけ… ──階を間違えた? あれ? こんなとこ あったっけ… ──いつも通る 廊下だよね? 初めて来たみたいだ… ──初めて みたときに思う 僕だけの感覚── "独特なボヤけた感じ" がする それでも僕は…… 不安に 押し潰されそうに なりながら 扉を開いた── どうか僕の クラスであって… ──そう願いながら
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