普遍的な愛

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見かけが変わったら 好きになってしまうことってあるだろうか? 好きだったのに 見かけが変わって嫌いになってしまうことってあるだろうか?   「どんなにあなたが変わってしまっても、私はアナタを愛し続ける」 それが、理想の愛し方だと思っている人もいるだろうか?   例えば、体が、顔が、心が変わっても? それは、すでに他人になったと同じでも?   「どんなにアナタが変わっても愛してる…」 と、言うのは、 「まるっきり、他人になっても」 と、同じことではないか? つまり、アナタじゃあなくても愛することが出来る。 そう言ってるのと同じ。 愛する相手が、他の誰かと違うから、その人のその部分があるからこそ愛するのなら、それが変わってしまったなら、愛する気持ちが無くなる方が、 「アナタだけを愛している」 ということになる。   だから、 「何があっても、愛し続けることを誓う」 のは、とても、不誠実なことなのかもしれない。
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