公衆電話から

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天井から銀を見下ろすと不適な笑みを浮かべ サトミ:『迎えにきたよ…』 そこで気を失った… 気が付くと古い学校の体育館にいた。参加者全員がここに連れて来られたのだ… 周りを見渡すと高校生がほとんどだ。いつの間にか制服にかわっているのだ。 その制服からどこの学校かもわかる。その時、同じ制服を着た団体がいた。迷わずそこに向かう。 すると団体の一人が銀に気付き声をかける。 ???:もしかして…銀?? 声でわかった。遥だ。 銀:遥??何でここにいんの?? 遥:何でって、かくれんぼに参加したからに決まってるじゃない。そんな事言うって事は途中で電話切っちゃったんだ(笑) 何でそんな事を知ってるのかと不思議そうにしていると他の一人が ???:お前も切った派か との声が聞こえた。 銀:その声は…健太か??何だよそれ?? 切った派とは銀と同様に「あの問い」に無言で切った奴の事をそう呼んでるらしい。 銀:切った奴と切ってない奴の区別はつくのか?? ???:切ってない奴はここにどうやって来たか覚えてるけど、切った奴は記憶がないらしい。 「コイツは陽太(ヨウタ)だ」と少し落ち込む銀。陽太とは気が会わないのだ。
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