オウム

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「じゃあ放課後、音楽室に来なさいよ!」 「うん、わかった」 話しがすみ、二人は教室に向かおうとしたとき。 「加奈~おはよう、来るの早いね~、あれ優一君も一緒?ふふ~ん二人で何してんの?」 加奈のクラスメイトが二人の前に現れた。 「まずい、この声で話したら、学校中の噂になっちゃう!どうしたら・・・・」 不安そうに優一を見る加奈、すると優一が口を開く。 「べ、別にな~んにもしてないわよ、それより、早く教室行かないと、HR遅刻しちゃうよ!ほら優一、行こう!」 みごとに優一は加奈の声を使い、加奈になりきって会話した、 「うん、わかったよ加奈ちゃん。」 加奈も優一の声を使い返事を返した。 二人は教室を目指して走りだし、少女を振り切った。 「ふーっ、危なかった~」 「良くあんな方法思いついたわね?」 「この前の警察官の応用かな、でも難しいよ、声が治るまでは極力喋らない方がいいね。」 「そうね、喉を痛めて話せないって設定にしておくわ。」 「僕はもともとクラスでも話さないタイプだし、心配ないよ。」 「よし、じゃあ放課後まで頑張りましょう!」 「オー‼」
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