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最近悩んでることがある…。
「槙原君、まだ帰らないの？」
原因は壁際で退屈そうに待っている葵…。
あの日からずっとこんな調子で、前みたいに一緒に帰っている。
亮が何も言って来ないのが不思議だが、結局いつも葵持ち前の強情ぶりに逆らえないでいた…。
自分から帰りたがる割に特別話し掛けてくることもあまりなく、気まずい空気で帰るだけだからなかなかキツい…。
どんなに粘っても先に帰ろうとしない葵が、何考えてるかはわからない。
「…………」
「…………」
今日も沈黙を守ったまま、帰る……はずだった。
「ねぇ、ちょっと行きたい所あるんだけど…」
「俺も？」
「うん…」
流石に1人で行けなんて言えないよな…時間も時間だし。
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