死体曰く、

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「変な人だなって思った。でも、不思議と危険は感じなかった」 「だってその人凄く身なりが綺麗なんだもん。髪はやや白の混ざった短髪で、口ひげはきちんと整えてる。柔和な笑顔で、大きくはないけど聞き取りやすい声で語りかけてくる」 「悪い人じゃないんだろうな、って思った」 「いや、むしろなんか素敵な人って感じたの」 「何をしてる人なんだろう。どんな人なんだろう。もっとその人が知りたいって、あたし思った」
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