死体曰く、
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「ある薬が存在する、としましょう」 「それを飲むと、妄想というか……別の世界が見える」 「別の世界に行ける」 「まあ、そういう薬があるとしますね」 「そんな薬に出会ってしまったら、どう思いますかね」 「……って、その人は言ったの。何が言いたいのかあたしはよくわかんなくて、黙ってその人の目を見てた」
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