:兄弟の国:

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砂漠が広がる平地に   大きな塀に囲まれた 小さな国がある。      その国の 中心にある城の 最上階のバルコニーに   キラリと光る物が見えた。        その光る物を先端に付けた長い筒   望遠鏡を 一人の男が覗いている。          そして           そこからは黒い粒にしか見えない     黒い少年をじっくり観察して     呟いた。                 「次はこいつにするか」
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