ミクとミクオの場合。

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「…ってー!なにすんだよ」 ミクオは背中をさすりながらネルを睨みつけた。 「何って、かわいい弟にアイサツ」 「いや、挨拶じゃないし、ソレ。」 へへっと笑っていうネルにすかさず突っ込む。 「ったく、そんなだからレンともケンカばっかりで進展しねーんだよ」 ピク。 「今なんつった?あ?」 「ぐぇ、くるじぃ…ギブギブっ!」 ミクオの呟きに反応してミクオの首を腕で絞めにかかる。 ミクオは苦しそうにジタバタもがく。 「ネルちゃん、ミクオ君、ケンカはやめてーっ」 ネルがオロオロと止めに入る。 「ケンカじゃねぇよ」 ネルはつまらなさそうに口を尖らせてミクオを離した。 ミクオはというと、げほっと苦しそうに息を吐き出してネルを睨んでいる。
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