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唖然としている左近を横目に身なりを正す。
「これで暫くは平和だな」
そう言い捨て、部屋を出る直前、左近の口から声か発せられた
「…これ、いつ戻るんですか…?」
「知らぬ」
「ちょ…!」
「この怪我が治る頃じゃないか?」
そう言って腕に巻かれた包帯を見せる
すると、予想外の反応が返ってきた
「じゃあ、その時を楽しみにしときます」
「…しぶといな」
「はい」
……まあ良い、そのほうが愉しめるな
―完―
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