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「綺麗じゃな」
「っ!?…ざ、戯言無用」
半蔵が慌てふためく。
「私は見たままを言っただけだが?」
整った顔つき、十字の傷がそれを一層引き立てる。
見入ってしまいそうだ。
「殺…」
ふと半蔵が呟く
「おぉ怖い。安心せい、誰にも話さんよ。」
「…信じられぬ」
ふむ…
「ならば半蔵にも一つ約束してもらおう」
「それならば…」
渋々だが納得したようだ
「私を好きになれ」
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