新たなる我がクラス

17/20
31556人が本棚に入れています
本棚に追加
/382ページ
「誠~!惚れた?惚れちゃった!?こっ告白しちゃう!?」 「えと……また今度な……」 あまりの勢いに焦る俺。額に汗が浮かぶ。 「もう~、照れるな照れるな~、へへっ」 未知は都合よく解釈し腕にすりすりと擦り寄ってくる。 皆見てるから止めれ。 ふと隣から視線を感じてそちらを見ると、琴葉が普段見せないような怖い顔でこちらを睨んでいた。 げっ……こいつのこんな顔久々に見たんだけど。なんかしたか俺? 恐る恐る声を掛けてみる。 「琴葉?どうかしたか?」 そう声を掛けると琴葉は慌てて俯き答える。 「なんでもないんだよっ……うん」 明らかに取り繕った態度な琴葉。 なんだろなぁ……? 「よし!琴葉手紙渡してこい」 「え……うん……」 そう俺に急かされ琴葉は緊張した面持ちで遠山に歩み寄る。
/382ページ

最初のコメントを投稿しよう!