31557人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴様……誰がゴリラだ……殺すぞっ!」
出席簿を持った特注であろう黒のスーツを着た未知よりもさらに小さい女性が居た。見た目小学生?頑張れば中学生に見えなくも……
髪は日本人では染める事でしか有り得ない長い金髪である。胸は琴葉よりもあるのが不思議な所だ。
そんな女性を見て叫ぶ遠山。
「なななな……まさか!ベル先生が担任!?」
そう彼女は正真正銘うちの先生だ。年齢は我が校の謎の一つである。
「なんだお前?不満なのか?」
肩にかかった長い髪をかきあげ腕を組み高圧的に宣うベル先生。そんなベル先生に駆け寄る遠山。
「最高だあああ!!ヒャッホー!!!」
そう言ってちっちゃいベル先生を抱き上げ高い高いをする。
「貴様!教師を抱き上げ高い高いとは何事だ!離せ!私は大人だぞ!」
興奮しまくりな今の遠山は誰の声も聞こえないだろう。
「私……大人……だもん……ひぐっ……うっ……うわぁぁぁん」
とうとう堪え切れず泣き出してしまったベル先生。
皆こう思っただろう。
『可愛い……』
最初のコメントを投稿しよう!