ベルちゃん争奪戦?

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「貴様……誰がゴリラだ……殺すぞっ!」 出席簿を持った特注であろう黒のスーツを着た未知よりもさらに小さい女性が居た。見た目小学生?頑張れば中学生に見えなくも…… 髪は日本人では染める事でしか有り得ない長い金髪である。胸は琴葉よりもあるのが不思議な所だ。 そんな女性を見て叫ぶ遠山。 「なななな……まさか!ベル先生が担任!?」 そう彼女は正真正銘うちの先生だ。年齢は我が校の謎の一つである。 「なんだお前?不満なのか?」 肩にかかった長い髪をかきあげ腕を組み高圧的に宣うベル先生。そんなベル先生に駆け寄る遠山。 「最高だあああ!!ヒャッホー!!!」 そう言ってちっちゃいベル先生を抱き上げ高い高いをする。 「貴様!教師を抱き上げ高い高いとは何事だ!離せ!私は大人だぞ!」 興奮しまくりな今の遠山は誰の声も聞こえないだろう。 「私……大人……だもん……ひぐっ……うっ……うわぁぁぁん」 とうとう堪え切れず泣き出してしまったベル先生。 皆こう思っただろう。 『可愛い……』
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