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「ひっく……ひっく……もう……大人……だもん」
遠山から逃れ体育座りして泣き続けるベル先生。
遠山に非難の視線が突き刺さる。皆もちろんベル先生の味方だ。
見兼ねた俺は立ち上がり未知に聞く。
「はぁ……仕方ないなぁ……未知お菓子かなんかあるか?」
「飴ちゃんならあるけど?」
「ちょうだい?何味?」
「オッケー、苺ミルク」
そう言ってポケットから飴を一つ取り出して渡してきた。
「サンキュー」
そう言ってオロオロしている遠山とベル先生の所へ行く。
「遠山?この場を納める為にとりあえず死んでくれ……」
俺の拳が無防備な遠山の腹に突き刺さる。
「ガフッ……さすが我が親友……腕を上げたな……ナイス……パン……チ……」
腰が入った重たいパンチをくらい、遠山はよく分からない台詞を宣いあえなくダウンした。
悪漢遠山の成敗に皆の拍手が巻き起こる。
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