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げっ……皆俺の事哀れみと恐怖の表情で見てるよ……
「あの……もしかして俺なんかしましたか……?」
緊張で思わず敬語に戻る。俺が転校になったら遥さんになんて言えばいいんだろう……
遥さんなら「誠様の居る場所が私の居場所です」とでも言って文句一つ言わず着いて来てくれるだろうけど……それは嫌だ……俺はいいんだ。
……けど遥さんまで迷惑掛けたくない……
まあ両親は転勤も何もないだろうけど……
そんな不安を読み取ったのかベルちゃんは言う。
「ん?安心していいぞ。悪い意味ではないからな。本当だ」
「本当に……?よかった……」
ホッと一息付く。けどなんで俺が校長に……会った事も見た事もないのに……てかやっぱり実在してるんだ校長。
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