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「なっなっな……違っ違いますよ!?」
明らかに動揺して慌てふためく琴葉。助けを求めてかこちらを見てくる。
どうしろと……?
「あうぅ……」
そう言って琴葉は着席し、机に突っ伏してしまった。興奮が冷めて自分がした事を思い出したのか顔がどんどん真っ赤になっていく。
そんな琴葉を差し置きベルちゃんは俺に言う。
「何か困った事があったら私に言え」
「え?……はぁ……ありがとうございます」
「遠慮はしなくていいからな……後敬語は止めろと言った」
「ベルちゃんありがと」
「……べっ別に気にするな」
なぜか顔を赤くし照れ始めたベルちゃん。なんでだ……?
「じゃあ、今日はもう解散だ!貴様ら部活勧誘なり学校帰りのゲーセンなり好きにするがいい!」
ベルちゃん……学校帰りのゲーセン奨める教師はダメだろ。
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